雄性不稔由来であるF1種野菜の危険性の是非
■はじめに
今の野菜は結構な割合で、先天的に雄しべが無かったり、花粉が無かったり、花粉があっても受粉させる能力が無いといった雄性不稔(子を作る能力が無い)の野菜を元に作られているらしい。
真偽は定かではないが、昨今の不妊症の増加は雄性不稔由来の野菜を食べていることに原因があるのではないかと疑念を抱いている人もいるようだ。
それについては、色々と調べて自分なりに整理してみたが、わからないというのが結論だ。
ただ、雄性不稔由来という条件付きで、F1種の野菜が人体に悪影響を及ぼす可能性を否定できないのではないか。
個人的には、感覚的にも気持ち悪さはある。
■固定種とF1種
まず、野菜や果物の種というのは固定種とF1種に分けられる。
固定種は在来種ともいう。
近年では、スーパーで売られている野菜や果物は殆ど全てが違う品種同士を人為的に掛け合わせたF1種だそうな。
メンデルの法則により、お互いの品種が持っている優性の形質が次の世代にのみ表れる。
F1種の野菜は生育も早く、形も均一になりやすいので、市場に流通するにはうってつけなのです。
かつては、違う品種の雄しべと雌しべを受粉させてF1種を作るため、片方の品種の雄しべを大量のアルバイトさんを雇って一つ一つ除去していたらしい。
ところが、約90年前、アメリカで雄しべを持たない赤玉ねぎが偶然発見される。
元々雄しべが無ければ、わざわざ除雄する手間は省け生産効率が上がる。
そして、その雄しべがないという形質は母親(雌しべ)から子に受け継がれることがわかった。
今や、世界中の玉ねぎはこの雄性不稔を利用したものが席巻しているそうな。
そして、玉ねぎ以外の野菜も雄性不稔由来のものに置き換わってきている。
というのが時代の流れらしい。
……
■結局どうなのかはわからない。
とにかく、僕らは不妊症の野菜を日々主に食べているということのようだ。
みなさんどうだろうか?
僕は直感的に気持ち悪さを感じてしまう。
ただ、現時点では誰にも因果関係を証明できないというのが答えかと思う。
食品添加物やワクチンの害を主張している人も見るが、それと同じで確実な答えというのは現代科学ではまだ出せないのだろう。
不妊症はそもそも初出産の平均年齢が上がっていることも原因の1つとしてあるのではとも思う。
■最後に
なお、僕は家庭菜園を去年から始めたズブの素人なので、ここに書いてある内容も不正確なところがあるかもしれないことはご容赦いただきたい。
あくまで、素人の感覚的な話として読んでいただければ。
とにかく今は、固定種を種屋さんから取り寄せて自然栽培を始めようとしているところなので、それがとても楽しみなのです。
固定種の黒枝豆「たんくろう」。
むっちゃ美味そうでしょ?
色々と誤解を正していただけると有難い。